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2008/04
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逢えて良かった
数時間前、日付が変わって暫くしてから届いたメールは、私の大切な人の、大切な方が亡くなったという知らせでありました。
大切な人が哀しみに暮れていた頃、私はいつもと変わらぬ日常を送っておりました。
日付が変わって昨日は、思春期の頃から大好きな人の誕生日で、今頃ライヴだなぁ~なんて思いながら、台所に立っておりました。
そんな時に、精神的にとても大きな大きな転機が、大切な人には訪れておりました。

私が苦しんでいる時には必ず手を差し伸べてくれるその人の、当に苦しんでいるその時に。
私は一体、どんな言葉をかける事が出来るだろう?
長く患っていた事から解放されて、苦しくなくなって良かったねと。
そんな事しか云えなかった。
アナタのこれまでの行為は、きっと嬉しかったと思っている筈だよと。
そんな事しか云えなかった。

大切な人からのメールを繰り返し読みながら、1度だけお逢いする事が叶ったあの日を思い出す。
交し合う視線から確かに伝わった気持ちに、少なからず喜んだりしていた。

あれから僅か1ヶ月。
呆気ない。本当に呆気ない。

涙が溢れて止まらなかった。
自分でも驚く程に、涙ばかりが出た。

けれど。
あの日、1度でも、極僅かな時間でも、お逢い出来て本当に良かった。
本当に良かった。

長かったなぁ。本当に長かったなぁ。
ここまで、みんなが頑張って来たんだもんなぁ。
大切な人からの話からしか伺えなかったけれど、それでもその大変さは想像するに余りある程で。
そして私は、いつだって話を聞く事しか出来ないもどかしさを感じていて。

でも、それも終わったんだ。

大切な人は、今夜は眠れるだろうか。
思いっきり泣いているだろうか。
ずっと歯を食いしばって走り続けて来たんだもの、もう我慢しなくて良いから心を解放してあげなさいと、最後に送った。
今すぐにでも逢いに行って、抱き締めたいのに。

またお逢いしたかったな。
大切な人と逢いに行きたかったな。
ゆっくりお話してみたかったな。

あの病室の窓から、今年の桜は見られましたか?
春の暖かみを窓越しに感じる事は出来ましたか?

どうぞ、安らかに。
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プロフィール

まや

Author:まや
万年思春期・三十路女子の日々のつれづれ。
日常、切り売りしております。
今日も今日とて桃色吐息。
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